フィルター機能を使うと、特定のデータを抽出して表を見やすくしたり、一定の値以上のデータを抽出して分析したりすることができます。
以下のような表から、自家用車を使って通勤している人を抽出したり、体重が70kg以上の人だけを表示させたりすることができます。
(図は、Microsoft365エクセルです。)
フィルター機能の使い方の例1
通勤方法が自家用車の人を抽出してみます。
手順
1.表の中の一部のセルをクリックします。どこでも構いません。
2.メニューの「データ」タブをクリックし、「並べ替えとフィルター」の「フィルター」ボタンを押します。
表の項目名の部分に矢印が表示され、フィルター機能が使えるようになります。
3.通勤方法の右側の矢印をクリックし、開いたメニューから「(すべて選択)」のチェックをクリックします。
4.「自家用車」にチェックを入れます。
自家用車を使っている人のみの表になりました。
5.自家用自動車で、視力Cがある人を抽出します。
「視力右」と「視力左」それぞれの矢印をクリックし、「C」を選択します。
6.フィルター機能を解除
フィルターボタンを押します。
フィルター機能の使い方の例2
体重が70kg以上の人を抽出します。
手順
1.メニューの「データ」タブをクリック、「並べ替えとフィルター」の「フィルター」ボタンを押し、フィルター機能が使えるようにします。
2.「体重」の矢印を押し、開いたメニューから「数値フィルター」をクリックし、「指定の値より大きい」を選択します。
3.「フィルターオプション」画面の「抽出条件の指定」の欄に「体重kg」と表示されています。ここに数字70を入力し、右側の下向き矢印をクリックし、「以上」「より大きい」等を選択します。
4.70kgから100kgまでの人を抽出します。
「フィルターオプション」画面の「抽出条件の指定」の欄に「70」「以上」、「AND」にチェックを入れ、「100」「以下」の設定をします。