ワードを使って、写真のサイズ変更や切り抜き(トリミング)をして、(4×3㎝)などあらかじめ用意された縦横比のサイズや(4.5×3.5㎝)などワードや他のアプリでは、用意されていない縦横比のサイズの写真を印刷します。
(4.5×3.5㎝)は、マイナンバーカードやパスポートの申請、資格などの免許申請で必要な大きさです。
準備
あらかじめ、用紙を指定します。
レイアウト > ページ設定 > 用紙
写真を挿入します。
挿入 > 画像 > このデバイス
または、ドラッグ&ドロップでワードの編集画面に貼り付けます。
1.サイズ変更、トリミングの手順
ワードのメニュー一覧から選択できる縦横比のサイズにする。
ここでは、縦横比3:4にしてから、(4×3cmの写真)にします。
1-1.写真をダブルクリックします。
1-2.開いたメニューから、「トリミング」の下の部分(下矢印)をクリックし、「縦横比」から、「3:4」を選択します。
1-3.顔が枠の中に入るように調整します。
顔が入らない場合やバランスが悪い場合は、灰色の顔写真の隅の部分(赤枠)をマウスでドラッグし大きさを変えたり、画像をマウスの左ボタンを押しながら位置を移動させて調整します。
1-4.枠内での顔の位置や大きさが決まったら、マウスカーソルを画面の何もないところに移動させ、クリックします。
修正したい場合は、画像をダブルクリックして、「トリミング」ボタンを押すと再度、位置や大きさの変更ができます。
失敗した場合は、Ctrl+zを押すと、直前の状態に戻ります。
1-5.サイズを入力します。
縦(横)のサイズを入力すると、自動で横(縦)の大きさも変更されます。
ここでは、縦を40㎜として数値を入力しました。
数値横の矢印で変更することもできますが、切りのいい数値(40㎜、30㎜)にならないと思います。
1-6.表示された縦横のサイズに誤差がでますが、そのまま印刷。
縦を40㎜にしましたが、39.99㎜と入力した数値が変更されています。横のサイズも少しずれています。数回入力しても、同様に誤差が出てしまいます。
そこで、メニューの「書式」>「サイズ」右側にある矢印(赤枠)の部分を押して、開いた画面から数値を入力してみましたが、切りのよい数値(40㎜、30㎜)になりませんでした。
このくらいの誤差なら、印刷しても問題ないと思います。
ハサミやカッターで切り取る作業で、1㎜以下の誤差が出ると思います。
1-7.印刷します。
問題なければ、印刷します。
2.大きさを指定してから切り抜きます。
ワードのメニュー一覧に表示されていない縦横比のサイズにする。
ここでは、(4.5×3.5㎝)にします。
2-1.画像部分をダブルクリックします。
2-2.「書式」>「サイズ」の右側の右下向き矢印(赤枠)をクリックします。
2-3.サイズの指定
「倍率」の「縦横比を固定する」のチェックを外し、高さ、幅の数値を変更します。
直接入力するか、数値横の上下矢印で変更します(切りのよい数値になりません。多少の誤差は無視します)。
2-4.見た目の比率が変わっていますが問題ありません。次の操作で修正できます。
また、サイズの数値に多少誤差があっても無視してください。
2-5.メニュー「書式」>「サイズ」の「トリミング」の下の矢印部分をクリックし、開いたメニューから「塗りつぶし」を選択します。
2-6.顔が枠の中に入るように調整します。
顔が入らない場合や位置のバランスが悪い場合は、灰色の顔写真の隅の部分(赤枠部分)をマウスでドラッグし大きさを変更したり、画像をマウスの左ボタンを押しながら移動して位置を調整します。
2-7.顔の位置や大きさが決まったら、マウスカーソルを画面の何もないところに移動させ、クリックします。
修正したい場合は、画像をダブルクリックして、「トリミング」ボタンを押すと再度、位置や大きさの変更ができます。
失敗した場合は、Ctrl+zを押すと、直前の状態に戻ります。
2-8.印刷します。
マウスでサイズを調整する。
トリミングできる状態で、図のようにカーソルがT型、L字型になったら、マウスで変更することができます。「Shift」キーを押しながら、マウス操作をすると微調整できます。
この方法では、マウス操作中、数値が連動して変更されず、マウスを離した後に数値が変更されますから、数値確認とマウス操作を繰り返すことになるかもしれません。
L版に4枚の顔写真を印刷する。
顔写真のサイズを設定したら、画像をコピーして、貼り付けます。
顔写真を離して配置する場合は、画面を右クリックし、メニューの「文字列の折り返し」をクリックし、開いたメニューから「四角形」を選択します。