UPSのバッテリー交換時期が早い。原因はコンセントの電圧?

UPSは、停電などによりコンセントから電源電圧が出なくなったときに、自動的にUPSの内臓バッテリーが動作し、サーバなどの電源が落ちないようにする装置です。

 

仕事場のUPSは、納入業者、仕様書によるとバッテリー交換は2,3年程度であろうと予想されました。
実際には、1,2年で、交換時期がきてしまいました。
UPSのアラートが鳴り、消耗していることが分かりました。

 

原因

サーバのUPS管理画面を見ると、UPS供給用の電源電圧(AC100Vのコンセント) が低いことが分かりました。
画面上では、95~100Vでした。

 

UPSは機能上、供給電圧が低くなると、内臓バッテリーにより自動的にAC100Vに切り替わります。
電源電圧が変動(95~100V)し、一定以下の電圧になると、自動的に切り替わってしまいます。

 

使用しているUPSの納入業者の担当者に聞いてみると、このUPSは、電源電圧が95V程度以下になるとバッテリーに切り替わります。
コンセントの電源電圧が95V付近で上がったり下がったりすると、スイッチが何度も切り替わって、バッテリーが何度も使用されることになります。
頻繁にバッテリーが使用されるとバッテリーの消耗が早くなり、交換時期が短くなる。
とのことでした。

 

コンセントの電圧が低かったのは、周囲で使っている機器の電力量が上がったためでした。
周囲の機器をUPSと同じ系統のコンセントで使用しているため、UPSを含めた機器への電圧が下がってしまったことが原因でした。

 

電源ラインを確認し、使用する機器のコンセントを分けることで解決しました。

 

電圧の変動が収まらず、解決しない場合は、電力会社に連絡すれば、対応してくれます。
電力会社では、安定した電圧になるようにしてくれます。

 

コンセント差込口の電圧

電気事業法第26条
電気事業者は、その供給する電気の電圧及び周波数の値を経済産業省令で定める値に維持するように努めなければならない。

 

経済産業省令で定める電圧の値とは、

電気事業法施行規則44条
百一ボルトの上下六ボルトを超えない値

101±6V(95~107V)
202±20V(182~222V)

 

仕事場のUPSは、電気事業者(電力会社)の電圧の下限の値、95V以下になったら、UPSのバッテリーが動作するように設定されているようです。