ThinkPadが振動によりフリーズしてしまいました。
先日、自作のノートパソコンスタンドを試していて、ThinkPadに振動を与えたところ、フリーズすることが分かりました。特にパソコンが発熱しているときに起こりやすく、発熱した状態で振動を与えると、ほぼフリーズします。

また、片手でパソコンの特定の場所を持ち、パソコンを傾けたり持ち上げたりすると、フリーズすることがあります。何度か試してみると、底面の特定の部分を下から圧力をかけるように触りながら振動を与えるとフリーズすることが分かりました。

エラー表示は出ていません。
フリーズの症状としては、画面が固まったり、画面が黒くなったりします。
電源スイッチのみ光り、ファンは回った状態です。

フリーズしてしまったので、パソコンを再起動させようと、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押しましたが、再起動できません。電源ボタン長押しで再起動できることがありますが、長押しで再起動できない場合はは、「緊急用リセットホール」で、再起動できることが分かりました。

試しに、別のThinkPadでも試してみました。
振動を与えると、同様にフリーズすることがありますが、頻度は低く、数十回に1回程度です。

Think Vantage ハードディスクアクティブプロテクション

Lenovoの公式サイトや他のThinkPad信者の方々のページによると、振動からハードディスクを守るためのプロテクションではないかと思われます。

ThinkPadには、Think Vantage ハードディスクアクティブプロテクションというプログラムが導入されており、衝撃などからハードディスクを保護してくるそうです。

 

lenovo公式サイトのサポートには、以下のように書かれています。

PCにSSDが付いていても Lenovo Active Protection Systemが、System Updateで「推奨する更新」を示す- System Update

内容
PCにSSDが付いていても Lenovo Active Protection System アプリが推奨する更新として、System Updateに表示されます。

この動作は仕様です。 Active Protection System は、システムのドライブがある、無いに関係なく、すべての ThinkPad向けに設計されています。

ノートブックにハードディスクドライブ(HDD)がある場合、APS は突然の動きの変化を感知して、データの損傷や消失を防ぐために一時的にHDDを停止します。この機能は、ノートブックにソリッドステートドライブ(SSD)がある場合、適用されません。
APS は、ノートブックが持たれている時を感知して、パフォーマンスの設定を調整し、表面を冷却して快適さを保ちます。この機能は、インテリジェント冷却と呼ばれ、Lenovo Vantage (Windows 10)、または 「コントロールパネル -> システムとセキュリティ -> Lenovo Airbag Protection」 (Windows 7/8/8.1)で、有効/無効にできます。

出典:lenovo公式サイト

「Lenovo Vantage」を開き、「ハードディスクアクティブプロテクション」を無効にしようとしましたが、その項目はありませんでした。(2020.7月現在)

手元のThinkPadは、この機能が生きているようです。

気温が高いと、この症状が起きます。
ノートパソコンスタンドの上に置き、パソコン底部下側に隙間ができるようにしたら、フリーズしなくなりました。

今まで、車載で使ったりしていましたが、このような経験はありませんでした。
車載で症状が起きなかったのは、夏でもエアコンを入れたりして、周囲の温度が低かったからかもしれません。

「緊急用リセットホール」ボタンで再起動できた。

再び、フリーズ。電源ボタン長押しでも再起動できないことがあり、ThinkPad底面の「緊急用リセットホール」で、再起動できることが分かりました。

lenovo公式サポートを調べると以下のようなことが書かれています。
システムが応答しなくなり(フリーズ)、電源ボタンを押しても電源が切れない、
または、電源ボタンを押しても電源が入らない、ACアダプタ抜き差ししても復旧しない場合があります。
 対象機種
ThinkPad /ThinkPad Tablet バッテリ内蔵(本体組込)型製品
・ThinkPad X1,X1 Carbonシリーズ
・ThinkPad X240,X240s, X250
・ThinkPad T440s, T450,T450s
・ThinkPad Tablet2,ThinkPad 8,ThinkPad 10
・ThinkPad Twist(S230u)
・ThinkPad Helix
・ThinkPad Yoga
 対策
ThinkPad X1 CarbonやThinkPad Tablet2等のバッテリ内蔵(本体組込)型のマシンには「緊急用リセットホール」が備わっています。
各製品の場所については、ユーザーガイドから確認が可能です。
ACアダプタを取り外して、まっすぐに伸ばしたペーパークリップなどを緊急用リセットホールに差し込むことでリセットされます。
※システムが起動している状態で実施すると、PCは強制的に再起動されます。保存していなかったデータは消去されますのでご注意ください。
※電源が入らない症状の場合は、緊急用リセットホールを押下した後に、再度ACアダプタを接続いただくことで症状が改善する場合があります。
出典:lenovo公式サイト
ThinkPad T495の「緊急用リセットホール」を押すことで、起動できるようになりました。
「緊急用リセットホール」で再起動
フリーズし、再起動するまでの対応等

最初にフリーズしてから、約1週間、机上のノートパソコンスタンドにThinkPadを置き、外部キーボードをした状態で使っていましたが、フリーズすることはありませんでしたが、パソコンを移動させたところ再び同じ症状が起きました。

ThinkPadに接続しているUSBケーブル等を全部抜き、翌日、パソコンをかばんに入れて職場に持参し、電源ボタンを押したところ、電源ボタンが光るだけで、起動せず、画面は黒い状態のまま固まってしまいました。ファンは回ったままです。電源ボタンを押し、ThinkPadを起動しただけですが、わずか2、3分で、パソコン底部のCPU、SSDあたりが熱をもっています。

「Ctrl」+「Alt」+「Delete」では、再起動できません。電源ボタン長押し(約30秒)を数回試しても再起動できませんでした。

何度かやっていると、電源ボタンのLEDが消灯しましたので、そのまま自宅に持ち帰りました。
自宅に帰って、再度、電源ボタンを押してみると、同じ症状で、電源ボタン長押しでも、電源のLEDランプが消えず、再起動できません。lenovo公式サポートページを参考に、「緊急用リセットホール」を押すことで、起動できるようになりましたが、ThinkPadを移動させたり、振動などにより、同様の症状が起きます。

また、電源が入った状態で、底部の一部を手で押すと、画面表示が乱れることがあります。

そこで、裏蓋を外し、各部ビスの増し締めを行ってみました。
ビスの1つが緩いようでした。他のビスは、8分の1回転くらい増し締めしました。
ThinkpadT495のSSD、CPU取り付けビス増し締め
蓋をしてから、ThinkPadに振動を与えたり、底部から手で圧力をかけたりしても、フリーズしていません。しばらく様子を見てみます。
ThinkPad T495の裏蓋を外す

裏蓋を外すのが大変でしたので記しておきます。

1.ThinkPadを裏返し、ビスを緩めます。

ビスが無くならないよう、裏蓋から外せないようになっています。

2.ThinkPad後部の隙間にマイナスドライバーの先端のような取り外し工具を差し込み、少しずつ、外していきます。
ThinkPadの裏蓋を外す手順
後部に隙間ができました。
ThinkPadの裏蓋を外すのは大変
次に左右側面を剥がして、最後に全面です。
少し力が必要で、パソコンのツメの部分が割れてしまうかなというくらい力を入れてしまいました。