縦表示の画像を縦向きの電子看板に表示させようとすると画面が横になってしまう。
USBメモリに動画や写真データを保存し、電子看板(メディアプレイヤーを使った外部モニター表示やデジタルサイネージ、プロジェクターなど)で表示をしたいことがあります。その際、画像の向きによっては、正しく表示されないことがあります。機器の機能で改善できず、手持ちのアプリで修正する必要がある場合があります。
縦で保存した画像が縦モニターの中央に横向き表示されてしまった状態。
不具合について
今回、モニターを縦置きにし、USBメモリに保存されたJPG画像を表示したところ表示画面が縦表示にならず、90度回転した状態になってしまいました。
使用したJPG画像は、パワーポイントを使って編集し、アスペクト比4:3縦表示としてJPG保存したものです。
1枚なら、縦表示できるが、複数枚だと90度回転した表示になる。
1枚のJPG画像、一つの動画ファイルなら、メディアプレイヤー、デジタルサイネージのリモコンを使ってメニューから回転を選ぶことで、縦表示にすることができました。
2枚上のJPG画像や縦、横が混在する画像、動画ファイルがある場合、すべて90度回転した状態で表示されました。
試しにモニターを水平にしたところ、縦保存したファイルが画面中央に表示されます。自動で回転する機能はないようです。
対応手順
ペイントや画像編集アプリを使って、縦画像を横向きに保存することで対応することができました。
ここでは、Windows標準の「ペイント」を使って、画像を回転させて保存する手順を紹介します。
1.ペイントから該当のファイルを開きます。
縦の画像で保存されている画像例
図3
2.「回転」をクリックし、開いたメニューから「右へ90度回転」または「左へ90度回転」を選択します。
ここでは、実際の表示状態から「右へ90度回転」を選択しました。
3.90度回転した状態で、画像を上書き保存します。
ここでは、回転させた画像をUSBメモリに保存しました。
複数の画像がある場合、すべて行います。
4.メディアプレイヤー付き外部モニターやデジタルサイネージで表示させて、表示状態を確認します。
今回、使用した機器は、モニターを横置きにして使用することを想定して製造されているようで、縦置き表示での機能が少なく、対応できませんでした。
飲食店の入口、会議や講演会会場など、スペースが限られていて、縦置き表示したいことがあります。
私の職場でも、講演会の際、持ち込んだ機器が縦表示に対応できず、上記の方法で表示させました。