パソコンがWiFiのアクセスポイントを経由してネットワークにつながらなくなることがありました。
原因は、近くから発射されてレーダー波(5GHz帯)をアクセスポイントが検出し、アクセスポイントが一時的に電波の発射を停止したようです。

自動的に電波の発射を停止する機能は、DFSと呼ばれるそうです。レーダー波等の電波をアクセスポイントが検出すると、電波妨害を起こさないようアクセスポイント自身が電波を停止するしくみです。
停止時間は、法律にしたがい30分間だそうです。

この対応として、アクセスポイントの周波数を2.4GHz帯に変更しました。
しかし、2.4GHz帯は、使用できない端末があり、その後、新しいアクセスポイントに交換しました。(2.4GHz帯は電子レンジで使われている)
新しいアクセスポイントは、レーダー波を検出すると自動でチャンネルを変更します。

原因となるレーダーは、気象レーダー(5GHz帯)のようですが、ほかにも街中には電波を発射する多くの機器があります。同じ周波数だと電波干渉が起こったりして、通信が遮断れることがあるかもしれません。

以下は、不具合の状況や対応等です。

私が努める会社の事業所の中で、特定の部署(建物)でネットワークが接続できないと連絡があり、調べてみました。
これまで、主に有線LANを使っていたそうです。
その後、他の部署で使っていた古い機種のアクセスポイントを当該の部署の部屋に移設し、無線接続するようになったそうです。

 

症状、対応等
・有線接続のパソコンは問題ない。無線接続のパソコンのみ不具合がある。
・アクセスポイントの周波数は、5GHz帯
・特定の建物で発生している。
・周囲の建物は、オフィスビルや商業施設が多い。
・電波干渉を疑い、症状が発生している部署内の電気機器をOFFにしても改善しない。
・発生する時間帯は、特定できない。
・何もせず、一定時間経過すると不具合が解消されることがある。
・同機種のアクセスポイントに交換しても同様の症状が起きる。

 

数日間、疑わしい部分を調べたり記録を取ったりしながら、インターネットで同様の事例がないか調べまたところ、状況からレーダー波が原因ではないかということなりました。

はっきりレーダーが原因と特定できたわけではありません。
レーダー波を放射する関係機関・団体が近くにあります。
また、不具合が発生してから、30分程度すると症状が改善することがあります。

新しいアクセスポイントを購入する際に、業者さんにも聞いてみたところ、古い機種は、そのようなことがあるかもしれないと回答がありました。

関係する総務省告示
○無線設備規則第四十九条の二十第三号ワ及び第四号のリの規定に基づく小電力データ通信システムの無線局の無線設備の技術的条件(平成19年01月31日 総務省告示第48号)

四-1-(五)
無線設備は、利用可能チャネル確認又は運用中チャネル監視によりレーダーが送信する電波を検出した場合には、当該電波を検出してから三〇分の間、当該電波が検出された周波数の電波の送信を行ってはならない。