講演会や発表、プレゼンの直前、プロジェクタが壊れたり、ケーブルに不具合があったりして、持参したパワーポイントなどのスライドが投射できないことがあります。
パソコンの調子が悪いこともあります。
また、明るい会場のため、スクリーンに映し出された画面がよく見えなかったり、ホールのような会場では、プロジェクターの光量が足らないこともあります。
私は、このようなことを数回経験してからは、プロジェクターとケーブルを持参するようにしています。
状況によっては、一式持参します。
ブース形式(複数の小会場)の一室でのプレゼンの際、主催者が機材を一式置いてくれていたのですが、ケーブルがなかったり、ソフトがインストールされていなかったりすることがあります。
プロジェクターは、高価ですからホールで使用するようなものは購入できません。
私が持参するプロジェクターは、小会議室用のものですが、主催者が用意したものより明るい場合がありますので念のため持参します。
パソコンを持参することもありますが、荷物になります。
パソコンが持参できない場合、パワーポイントのスライドを画像(jpg保存)にして、USBメモリに入れておくと荷物になりません。
私は、こうしたトラブル時の対応のためにも、パワーポイントのアニメーションを、あまり使用しないようにしています。
タブレットPCやスマホを使ってのプレゼン
タブレットPCやスマホとプロジェクターをケーブル接続してのプレゼンも可能です。
スマホの場合、プレゼンの途中、電話がかかってきたりすることがあります、
できれば、タブレットPCなどがよいと思います。
タブレットPCなら、現地のパソコンが壊れたときに対応できます。
接続ケーブルや変換ケーブルも持参するとスムーズです。
私は、iPadを使ったプレゼンは行っていません。
iPadが世に出てから、5、6年はよく使っていましたが、今は、使っていません。
私は、Windowsパソコンでプレゼン用のスライドを作成します。
WindowsパソコンからiPadにデータを転送し、スライドを表示させたところ、表示画面が崩れたことがあったため、現在は、使っていません。
また、iPadを長年使うと、動作が重くなってきて、プレゼン用のスライドがスムーズに動作しないという理由もあります。
実物投影機やウェブカメラ、デジカメを使ってプレゼンを行う。
現場のパソコンのパワーポイントがうまく動作しないことがありました。
私の前に発表した人が、実物投影機(書画カメラ)を使っていたため、それを借りて、印刷した資料をカメラで撮って表示したことがあります。
実物投影機が無い場合、ウェブカメラやデジカメをケーブルでパソコンに接続するなどして、プロジェクターで投影することができます。
現地でのプレゼン機器不具合の例
ケーブルの不具合
何度も抜き挿しているためか、コネクタ部分の接触が悪くなっていることがあります。
また、ケーブルがコネクタ部分で折れ曲がり、接触不良になっていることもあります。
画面が表示されなけらば、すぐに不良だと気付きますが、一部の色が出なかったり、色ずれを起こしたりすることもあります。
ケーブルの不具合が一番多いと思います。
プロジェクターの不具合
・電源がすぐに落ちる。
・使用中に画面が暗くなる。
・一部の色が出ていない。
設定ミスが原因の場合もありますが、マニュアルが見当たらなかったり、マニュアルのチェックシートを一つずつ確認するのに時間がかかったりして、主催者側の担当者さんが困っていることもあります。
パソコンの不具合
・動作が重くて、スライドが送れない。
マウスやキーボードの矢印を使って、スライドを送ろうとしても動かない。
・誰も操作していないのに、スライドが進んだり、戻ってしまう。
電源コンセント(AC100V)が無い場合や停電に備えて
パソコンは、2,30分程度なら、内臓のバッテリーで駆動できます。
プロジェクーは、コンセントが必要です。
パソコンの内蔵バッテリーが劣化していると、数分で使えなくなることもあります。
予備の内蔵バッテリを持参します。
予算に余裕があれば購入しておいたり、社内で同機種のパソコンを複数使用しているなら、予備としてバッテリのみを持っていきます。
私は、予備パソコンを持参したこともあります。
停電の場合、主催者がすぐに対応してくれると思いますが、復旧に時間がかかることがあります。
会場が真っ暗になってしまい、何もできないこともあるかもしれません。
私が経験したトラブルでは、ブース形式で、それぞれがプレゼンを行う会場で、全体の電源使用量が多すぎて、ブレーカーが落ちたことでした。
主催者が対応してくれましたが、全体の電源使用量の調整等で、復旧に1時間程度かかってしまいました。
復旧までの間、私のブースではパソコンはバッテリーのみで駆動し、パソコンの画面を聞き手に見せて行いました。
電源がないため、プロジェクターは使えませんでした。
別の会場での電源トラブルでは、復旧まで時間がかかったため、車のバッテリー(直流12V)を持ち込み、DC-ACインバーターを利用してコンセントの電圧(交流100V)に変換して行ったことがあります。
バッテリーやインバーターは、私が別の用途で使う予定のものを車に入れていたものです。
インバーターは、ホームセンターなどで、1,000円くらいから売っています。
私は、4,000円くらいのものを使っています。
電源コードは、電圧降下(電圧が下がるとパソコンやプロジェクターが動作しなくなります)を考え、太めのものを用意します。
パッテリーからDC-ACインバーターまでのケーブルは長くすると効率が落ちます。
延長するなら、コンセント側のコードを長いものにしてください。
車のバッテリーとDC-ACインバーターを使えば、ノートパソコンだけなら半日は持ちます。
市や県の施設は、電源が使えないことがあります。
事前にコンセントの電源が利用できないと主催者から伝えられたことがあります。
実施場所は体育館で、方法はブース形式でした。
主催者に電源について聞いてみると、各自用意することとのことでした。
こちらから、建物の外に車を持ってきて、窓から電源コードを引いてもよいかと聞くと許可されました。
主催者(担当者)によると、県や市が管理する体育館、学校などでは、企業の説明など利益や求人につながるものは、目的外利用となるため、電源コンセントは使用不可と判断されるケースがあるそうです。
夏はエアコンの使用もできないらしいです。
施設の使用はOKなのに電源の使用が不可というのは理解できませんでした。