動画をプレゼンの中で使うと興味をもってもらえます。
視聴者にとっては、静止画や文字より、イメージしやすく分かりやすいです。
私は、20分以内のスライドなら、最初にもってくることが多いです。
60分、90分のプレゼンなら、途中で何度か使うこともあると思います。
動画の時間は、テーマに合わせて、数十秒から、1、2分程度のものを作っておくと、後で編集しやすいです。
スマホで簡単に撮影できるので、撮りためておきます。
スマホで動画の編集ができますが、パワーポイントでも簡単な編集ができます。

パワーポイントで動画を編集
パソコン用の動画編集ソフトがなくても、パワーポイント上で、簡単な編集ができます。
編集ソフトで手間をかけて作らなくても、パワーポイントの編集機能は、誰でも簡単に編集作業ができます。
例えば、再生する動画の時間を変更することができます。
編集画面に動画を貼り付けた後でも、開始後や終了直前の不要な部分をカットすることができます。
その他、動画の色の変更や、表示されている領域を楕円形にしたり、額縁のような枠を追加したりできます。
パワーポイントに動画を挿入する
編集画面からビデオ挿入のアイコンをクリックするか、動画が入っているフォルダから動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
「挿入」タブのビデオアイコンから動画を挿入することもできます。
パワーポイント内の動画をダブルクリックすると、ビデオ編集のメニューが表示されます。

動画の長さを変更する。(トリミング)
1 パワーポイントに貼り付けた動画を右クリックします。
表示されたメニューから「トリム」を選択します。
2 不要な部分をカットします。
動画の下に表示されている時間軸のバーをマウスでクリックしたり、再生ボタンで再生するなどして、不要なところ、必要なところを確認します。
マウスで時間軸のバーの部分を動かして必要な動画のみにします。
再生して確認します。
動画に表紙を追加する。
動画のスタート前に表紙を追加することもできます。
動画で、どこを見てもらいたいか、最初に示したり説明しておくと効果的です。
何も説明せず、動画を流すと、視聴者は、動画を作った側が見てほしいところとは違うところを見ていることがあります。
Windowsに表示でインストールされているペイントなどを使って、表紙画像を作り追加することができます。
パワーポイントのスライドをJPG画像やGIF画像として保存することもできます。
ファイル保存するときにファイルの種類を「JPEGファイル交換形式」として保存します。
以下は、パワーポイントで画像を保存する方法です。
あらかじめ作成した画像を動画の表紙として追加します。
メニューの「表紙画像」をクリックし、「ファイルから画像を挿入」を選択します。
フェードアウト
画像が徐々に消えるような効果を付けることができます。
「再生」タブの「フェードアウト」の時間を設定します。
フェードインも、必要に応じて使います。
2つの動画を連続で流したい場合
2つの動画を切れ目がないように動画を再生することができます。
(1)2つの動画をそれぞれスライドに貼り付けます。
ここでは、動画1と動画2を連続して流します。
(2)動画1の編集画面で、「画面切り替え」タブをクリックし、タイミングの「自動的に切り替え」にチェックを入れます。
(3)動画2の動画をダブルクリックし、動画編集メニューを表示させます。
メニューのビデオツール「再生」をクリックし、「開始」を「自動」に設定します。
ビデオスタイル
動画の枠に線をつけたり、額縁のような枠をつけたりすることができます。
「ビデオの図形」や「ビデオの枠線」、「ビデオの効果」を使うと、さらに細かい演出もできます。
明るさを変更する
色を変更する
メニューの調整から「色」を選択します。
セピア色にして、懐かしいイメージの動画にすることもできます。
繰り返し動画を流す
「再生」タブの「停止するまで繰り返す」にチェックを入れます。
パワーポイント内の動画の時間
私は、20分の持ち時間なら、10秒程度から1、2分くらいまでにしています。
どこで入れるかは、プレゼンのスタート部分が多いです。
テレビCMは、15秒です。
15秒で、内容についてのイメージ、情報がわかります。
また、1つのシーンは、最低4秒程度にしています。
短すぎると視聴者が理解できないまま、次のシーンに移ってしまいます。