レイアウトは、人の視線の動きに合わせ、左から右、上から下になるよう配置します。
街中の広告や電車の吊り広告、チラシ、商品カタログなども参考になります。
色合いと併せて普段から気にすると勉強になります。
図のようにプレゼンの内容に合わせて、レイアウトを決めます。
この図は、パワーポイントの「SmartArt」を使っています。
SmartArtを使えば、視線の方向を、あまり気にすることなくレイアウトすることができます。
操作の手順:「挿入」>「SmartArt」
視線の移動方向
1 上から下
2 左から右
3 Z方向
4 逆N方向
5 左上から右下方向
特に伝えたい内容や大切な情報は、左側や上側に配置します。
Z方向のレイアウトは、広告、チラシで使われる
広告や商品カタログは、Z方向に配置されていることが多いと思います。
Z方向、Z方向、Z方向…
1枚のスライド(チラシ)内で、Z方向に視線が連続して移動する場合もあります。
この図では、左上に顔が配置され、最後にまとめとなっています。
顔とまとめをセットで覚えてもらうレイアウトです。
例えば、左上に、著名人や店主の顔、商品イメージ図などを配置します。
一番下には、本人の名前や店の名前、本のタイトルなどを配置します。
このように配置することで中央部分に書かれている内容は忘れても、最初のイメージ図と最後の部分をまとめて覚えてもらえるようになる効果があるそうです。
重要な情報、伝えたい情報は上側に配置
プレゼンの場合、一番下は見えないことがあります。
プレゼンの場合、私は、下側に重要な情報を配置していません。
なぜなら、プレゼン会場の環境によっては、画面下側が見えなくなることがあるからです。
スクリーンの高さが低かったり、視聴者の前に背の高い人が座ったりして、下側3分の1程度が見えない会場もあります。
グラフや図を配置する場合
できるだけ、重要部分は上側に配置するとよいと思います。
図が重要な情報の場合もできるだけ上に配置するとよいです。
グラフなど大きな図の場合、視線の動きを考え左に配置します。、
まず図を見てもらってから、文字を見てもらう配置です。
SmartArtで簡単にレイアウト
パーツの形や配置、並びなどを一から作成する必要はなく、あらかじめ用意されたものから選ぶだけで統一感のあるスライドを作成することができます。
配置してからでもパーツや色の変更ができます。
SmartArtをスライドに追加する場合は、「挿入」から「SmartArt」を選び、表示されたメニューから適当なものを選択します。
あらかじめ文章が入力されている場合は、文字が書かれた枠(プレースホルダー)を選択し、「SmartArtに変換」をクリックしてから、適当なSmartArtの図を選択します。
スライド内に挿入されたSmartArtのパーツを追加したい場合は、SmartArtのパーツをコピーし、貼り付けます。
図に枠線を付けない
SmartArtで作成した図には、枠線がありません。
枠線があると、その部分が強調されます。
しかし、枠に線ががあると内容に注意が向かないと言われます。
人の顔の場合、メガネの有無でキャラが変わって見えます。
それと同じだとする説があります。