パワーポイントは、横に細長い表示や縦長に表示することができます。
講演会や発表会、お祝いの席などで、横長、縦長の表示をしたいことがあります。
パワーポイントとプロジェクターで横断幕や演題を表示
横断幕や垂れ幕、演題、懸垂幕等を準備するのは、お金もかかるし、準備に時間がかかります。
事情が許せば、パワーポイントとプロジェクターで投影してもよいと思います。
パワーポイントで投影できれば、安価で短時間に準備ができます。
横長、縦長の表示は、パワーポイントのスライドのサイズで変更できます。
1 デザインタブ > スライドのサイズ > ユーザー設定のスライドのサイズ
パワーポイントで縦長の図を表示
デザインタブ > スライドのサイズ > ユーザー設定のスライドのサイズ
「スライドのサイズ」画面で「印刷の向き」の「スライド」を縦にします。
実際の投影場所で幅を設定します。
垂幕用のボードや演題用の紙などを使わず投影しないなら、壁やホワイトボードなどに投影できます。壁やホワイトボード幅をあまり気にしなくてもよくなると思います。
模造紙を貼って、そこに投影してもよいと思います。
縦を選択した次の画面では、「サイズに合わせて調整」「最大化」どちらかを選択し、実際に投影した状態で大きさを調整します。
実際に投影すると、懸垂幕は、天井に近い位置から垂らしますから、プロジェクターの位置合わせに困ることがあります。
プロジェクターの種類にもよりますが、事前に投影して確認する必要があります。
会議室のような場所なら、天井が低いため、上部から垂らした垂幕でも投影できると思います。
ホールなどで投影場所が困るときは、舞台袖の右側の壁へ直接投影したり、その場所に大きな紙を貼ったり、スクリーンを置いて対応することもできます。
舞台袖右側の壁の部分は、開会式や閉会式の式次第を投影することもできます。
その部分を使って、講演会のタイトルや講師名を投影(通常、懸垂幕や垂れ幕を使う)することもできます。
パワーポイントで横長の図を表示する。
方法1
デザインタブ > スライドのサイズ > ユーザー設定のスライドのサイズ
「スライドのサイズ」画面で「スライドのサイズ指定」のプルダウンメニューから「バナー」を選択します。
バナーを選んだ次の画面では、「サイズに合わせて調整」を選んでおきます。
この画面では「最大化」も選択できますが、スライドの作成前なら、どちらを選んでもよいです。
この設定でバナーを選ぶと、実際の投影画面では、縦方向の中央に表示されます。
実際に投影する場合、プロジェクターの角度を変えて上のほうに映像が表示されるようにします。
方法2
パワーポイントの通常のスライド編集画面(4:3か16:9)で、上部に横長の文字を配置する。
この方法なら、開会式などで横断幕の文字の部分を表示した後、プロジェクターをの角度を変えないで、プレゼンの表示にすることができます。