パワーポイントのプレゼンテーション用スライドファイルは、目的やプレゼンの時間に応じて枚数を減らしたスライドショーを作成することができます。

これまで、私は、一度作ったスライドを目的や時間に応じて、ファイルをコピーし不要なスライドを削除したり、非表示にしたりしていました。
この方法だと、ファイルが複数出来上がってしまいます。

また、目的や時間に応じてコピーして新たに作成したスライドを修正、編集すると、元になるファイルも編集しなおす必要が出てきます。
時間がなかったりすると、元ファイルの編集を忘れたり、どこを修正したのか分からなくなることがあります。

①スライドショー1(40分版)元となるファイル
②スライドショー2(20分版)コピーして作ったファイル
③スライドショー3(30分版)コピーして作ったファイル、一部修正

元となるスライドショー1を作ってから、それを流用(コピー)して別のスライドショー2を作ることがあると思います。

また、③のようにスライドショー2の内容に新たなスライドを数枚追加したり、一部のスライドに修正を加えることもあります。
この場合、次に①、②を使ったスライドショーを実行しようとするときに、新たに作成した③を元にして、元ファイルである①と②のファイルも修正が必要になってきて、修正や整理が大変なことがあります。

「目的別スライドショー」で解決

パワーポイントの「目的別スライドショー」という機能を使えば、一つのスライドショーファイルの中で、目的別のスライドショーを作成できるため便利です。
さらに、作成したスライドショーは、ショートカットキー「F5」でスライドショーを開始することができます。

また、ハイパーリンク機能を使って、メニューから目的別スライドに飛ぶようなスライドを作成することもできます。

作成方法

元となるスライドがあるとして、以下のように作成します。
以下はパワーポイント2016の画面です。

 

目的別スライドショーを作成する

1 「スライドショータブ」を選択し、「スライドショーの開始」の「目的別スライドショー」をクリックします。プルダウン表示された「目的別スライドショー」をクリックします。

目的別スライドショーで目的の応じたスライドショーを作成する

2 「目的別スライドショー」画面が表示されたら、「新規作成」をクリックします。

目的別スライドショーの作成画面1

3 「目的別スライドショーの定義」画面が表示されます。
「スライドショーの名前」を入力します。ここでは、スライドショー2(20分用)と入力しました。
次に画面左の「プレゼンテーション中のスライド」の一覧から、スライドショー2(20分用)に必要なスライドを選択し、チェックを入れます。

目的別スライドショーに名前を付ける
必要なスライドにレ点を入れたら、「追加」ボタンを押します。
右側に選択したスライドが表示されます。
(目的別スライドショーの番号が新たに振られています。)
必要に応じて、矢印ボタンで順番を入れ替えたり、バツボタンで削除したりします。
新たなスライドショーのスライドを選択し確定する

OKボタンをクリックします。

4 「目的別スライドショー」画面で、作成したスライドショーを選択し、「開始」ボタンを押します。
動作や表示内容の確認をします。

目的別スライドショーの編集と確認画面
この画面で、「編集」ボタンをクリックすれば、新たに作成したスライドショー2の編集をすることができます。
「コピー」ボタンを押せば、新たに作成したスライドショー2のコピーを作成し、それを元にして目的別スライドショーを作成することができます。

再編集時、スライドを追加する場合は、最後に追加されるので、必要に応じて順番を入れ替える必要があります。

5 スライドショーを実行する場合は、「スライドショータブ」を選択し、「スライドショーの開始」の「目的別スライドショー」をクリックします。
プルダウン表示から、作成したスライドショーをクリックします。

作成した目的別スライドショーをクリックして開始

目的別スライドショーをF5で起動

1 「スライドショータブ」を選択し、「スライドショーの設定」をクリックします。

目的別スライドショーを一発でスマートに起動、開始する

2 「スライドショーの設定」画面の「目的別スライドショー」を選択し、表示窓右側の下三角矢印から目的のスライドショーを選択します。

目的別スライドショーを一発で起動

これで、ショートカットキーF5で、スライドショーを開始することができます。
また、メニューの「最初から」というボタンを押しても、ここで設定したスライドショーが表示されます。

 

プレゼン会場では、主催者の係りの方など、あなた以外の人がパソコンを操作し、スライドショーを開始することがありますので、目的別スライドショーを作成した場合は、「スライドショーの設定」をしておくとよいです。
設定しておかない場合、現場であなたが再度、スライドショーを起動することになってしまいます。

 

メニューからハイパーリンクで目的別スライドショーに飛ぶ

メニューから目的別スライドショーを実行
この機能は、スライドショーの中のハイパーリンクも使えます。
目的別のスライドの中に設定したハイパーリンクから、目的別スライドショーで選んでいないリンク先のスライドに飛ぶことができますし、作成した目的別スライドショーに飛ぶこともできます。

以下のように、メニュースライドをつくっておいて、内容AやBに飛び元に戻るスライドを作ります。
それぞれの内容に飛び、再びメニューに戻って、別の内容に進む場合などに使えます。

メニューとなるスライドと以下の内容のスライドをあらかじめ作っておきます。

メニューとなるスライド(表紙)
1 内容A(スライド10枚)
2 内容B(スライド10枚)
3 内容C(スライド10枚)

 

目的別スライドショーに飛び、元にもどる。

文字列を選択し、右クリックして「ハイパーリンク」を選ぶか、「挿入」タブから「ハイパーリンク」を選びます。

ハイパーリンクで目的別スライドに飛ぶ

「ハイパーリンクの挿入」画面の「このドキュメント内」をクリックし、「ドキュメント内の場所」の目的別スライドショーの中から「目的別スライドショー」を選びます。

ハイパーリンクで目的別スライドショーを選ぶ。

ここでは内容Aを選び、スライドのプレビュー下の「表示して戻る」にレ点を入れ、OKをクリックします。

目的別スライドショーを選んだら、表示して戻る設定にしメニューに戻る