プレゼンのスライドが箇条書きだと、どこを説明しているかわかりにくい
パワーポイントなどを使ってプレゼンするときに、箇条書きの部分を次のように行頭記号、項目記号(黒い点)だけだと、どこなのか説明しずらかったり、視聴者は、今どこを説明されているのか、わかりにくいことがあります。
特に項目が多かったり、似たような項目が並ぶと、視聴者は混乱します。
箇条書きでは、通常、書かれた項目が同じレベルや優先順位が無いものなら、黒い点などの行頭記号・項目記号で表記すると思います。
羅列したものを並べて、「たくさんある」ことを見せるだけなら、これでもよいと思います。
このように行頭記号・項目記号だけだと、説明時、「黒い点の1つ目」とか「2つ目」とかプレゼンの内容とは関係ないことを言わなくはいけません。
あなたに与えられた説明時間がいくらでもあればよいですが、多くの場合、時間はあらかじめ設定されていると思います。
箇条書きの部分が何度も出てきたら、トータルで何分かを意味のない説明に使うことになってしまいます。
プレゼン中、見る箇所の混乱を避ける
説明時は、レーザーポインタや指示棒を使ったり、番号や記号を付けたりしたほうが説明しやすいし、視聴者も現在、説明しているところや見る箇所がすぐにわかるため、視聴者としては内容の理解に専念できると思います。
状況により、使い分けたり、複数を併用するとよいと思います。
当日、会場の機器を使ってリハーサルがないこともあるため、併用することも考えておくとよいと思います。
対応方法1
見てほしいところを色分けしたり、楕円などで囲む方法もあります。
視聴者にとって、分かりやすい表示方法だと思います。
準備時間があれば、この方法がよいと思います。
視聴者は、メモなどをしていて、その後、顔を上げてスライド画面を見たときに、どこを説明しているか、すぐにわかります。
対応方法2
レーザーポインターを使う
見てほしいところをレーザーポインターで示します。
会場の明るさや照明によってはレーザーポインターで指し示した箇所が見えにくいこともあります。
また、年配の方や色弱の方の中には見えないこともあります。
私が視聴者側のとき、レーザーポインタで示されていることが分からないことがあります。
レーザーポインタで指し示したところがブレる。
ポインターで示した部分(光が当たっている部分)がブレないようにする必要があります。
また、ポインタで指し示すためには、プレゼンする人が、スライド側に顔を向けるため、一時的に視聴者の表情や反応がわからないことがあります。
レーザープレゼンマウス
プレゼンマウスは、スライドを送ったり戻したりすることができます。
価格は、2,000~2万円くらいです。
対応方法3
パソコンのマウスポインタを使う
パソコンのマウスを使えば矢印がブレにくいです。
パソコン操作をしながら説明する状況なら、これも有効だと思います。
マウスカーソルの色や形、大きさを変えておくと、見やすくなります。
対応方法4
指示棒、指し棒を使う。
小会議室など、投影画面が近くにあるなら、これも有効だと思います。
ホールなど大きな会場では、画面が大きくなりますから使いにくいと思いますし、後方の座席からは指し示したところが見えないことがあります。
指示棒、指し棒を使えば、視聴者は、プレゼン側の腕の動きを見ますし、前を見れば指し棒が見るべきところを示していますから、どこに注目すればよいかわかります。
指示棒、差し棒の価格は、500円から1500円くらいです。
本体がシルバーのものは、見えにくいです。
先端にオレンジの矢印(円錐形)や指の形になっているものが見やすいと思います。
対応方法4
箇条書きの部分を番号やアルファベット、カタカナにする。
プレゼン内容にもよりますが、番号などを付けて、説明しやすくします。
説明内容によっては、重要性や優先順位と理解されるといけないので注意が必要です。
説明内容に影響がなければ、数字やアルファベットを付けてしまいます。
番号やアルファベット等をスライドに付ける場合、できれば配布資料と番号が合うようにしたいです。
主催者から事前に配布資料を求められることもあり、スライドの番号と一致しないことがあるかもしれません。
この場合、パワーポイントのスライドを印刷して、当日配布するとよいと思います。
複数の方法がありますが、視聴者の立場に立って考えるとよいと思います。
私は、プレゼンの準備時間がある場合は、上の方法1(項目を色分け、楕円で囲む)を使います。
時間がない場合は、番号やアルファベットを付けます。