画像編集ソフトがなくても、パワーポイントやワードなどのOfficeソフトでも画像の加工ができます。
直接編集できるので、周囲とのバランスなどを考えながら、写真や画像を加工することができます。
また、画像編集ソフトを起動しなくてもOfficeソフト上で編集できるため、手間がかかりません。
画像変種ソフトで加工してから、パワーポイントなどに貼り付けようとすると、加工した画像ファイルを探すのに手間がかかることがあります。
プレゼンの直前に画像を編集したいときなど、この機能は助かります。
プレゼンスライド内に、図や写真、表、グラフなどをたくさん使って、視聴者にとって分かりやすい、イメージしやすいように心がけます。
手順
パワーポイントやエクセル、ワードに画像や写真を貼り付けます。
メニューの「挿入」から「画像」を選択するか、フォルダーからドラッグ&ドロップして、パワーポイントやエクセル、ワードの編集画面に写真や画像を貼り付けます。
画像や写真をダブルクリックすると、編集メニューが表示されます。
画像の一部を切り取ったり、残したりする。
写真や画像の一部を自動で削除したり、切り取ることができます。
ほしいところだけを残す(表示)ことができます。
メニューの「背景の削除」をクリックします。
画面の8割ぐらいの領域が囲まれます。
ここでは、木の部分だけを切り抜きたいので、表示されている枠の部分をマウスで移動させ、切り取りたい木の周りを囲みます。
写真や画像がない、何もないところでマウスの左ボタンをクリックします。
このように領域を囲んで自動的に不要なところを削除することができます。
「保持する領域」や「削除する領域」を+(プラス)、-(マイナス)のマークを付けることでも選択できます。
「保持する領域としてマーク」または「削除する領域としてマーク」を選択し、マウスで、写真の中の保持または削除領域を左ボタンを押しながら線を引きます。
ここでは、「削除する領域としてマーク」を選びました。-(マイナス)のマークの部分が消える領域になります。
失敗したら、一つ前に戻ったり、「すべての変更を破棄」で、写真や画像を元に戻してやりなおすします。
ある程度、編集すると元に戻れないこともあります。
拡大して作業する
細かい作業が必要なら画面を拡大します。
画面右下に拡大するためのスライドバーがあります。
明るさ/コントラスト、色などを変える
修整や色、アート効果のメニューを選ぶことで候補画像が表示されます。
それぞれの機能は、オプションなどにより細かく修正することができます。
明るさ、コントラストを修正します。
調整メニューから「修整」を選びます。
彩度、トーン、色を変更します。
調整メニューから「色」を選択します。
アート効果
写真や図に枠や影を付ける(図のスタイル)
写真や画像を写真立てに入れたような加工をしたり、影やぼかしを入れたりすることができます。
楕円や丸、額縁に写真を入れたような加工ができます。
影、反射、光彩、ぼかし、面取り、3D等の加工ができます。
トリミング(サイズの変更)
任意の範囲を切り取ることができます。
1 トリミングボタンを押します。
2 写真、画像の4隅と枠の中間部分に太い線が表示されます。
3 トリミングする
図や写真の枠の部分に表示された太い線の部分にマウスカーソルを移動させると、マウスカーソルが十文字から、太い線と同じ形に変わります。
マウスカーソルの形が変わったら、そのまま、マウスの左ボタンを押し、トリミングします。
高さ、幅を数値で指定する。
数字の部分を変更します。
画像が複数ある場合、同じ高さや幅にそろえることができるので便利です。
配置
スライド内に画像が1,2枚程度なら、手動で配置してもよいと思います。
複数枚あると、配置の微調整が難しくなります。
このメニューを使えば、簡単に配置ができます。
ページの端に揃えたり、写真や図の間隔が等しくなるように揃えることができます。
複数の画像を選択する場合は、CTRLキーを押しながら、マウスの左ボタンを押します。
複数の画像を選択したまま、メニューをクリックします。
上の写真の場合、「上下中央に揃え」「左右に整列」を使います。
回転、上下左右反転
90度回転させたり、上下左右を反転させることができます。
オプションメニューで微調整もできます。
写真や画像をグループ化する
複数の写真や画像を一つの画像としてグルーピングします。
複数の画像を選択してから、メニューボタンをクリックし、「グループ化」を選択します。
画像や写真を重ねた場合の順番
画像を選んで、メニューから「前面へ移動」「背面へ移動」を選択します。