Adobe Readerがインストール入っていれば、パワーポイント等のプレゼンテーションソフトが無くてもプレゼンテーションができます。
Adobe Readerは、無料でインストールできます。
プレゼンテーションソフトと言えば、マイクロソフトのパワーポイントが定番です。
一般的には、パワーポイントで作成して、パワーポイントで、プレゼンを行うことが多いと思います。
作成は、パワーポイントでも、プレゼン時にPDFで行うことによるメリットもあります。
アニメーションなどを使わず、文字や画像が中心のものなら、PDFプレゼンテーションで問題ありません。
プレゼンテーション用PCの性能が低かったり、ソフトのトラブルがあった場合、PDFがあれば、対応できることがあります。
プレゼン会場で、慌てないために、パワーポイントで作成したとしても、PDF形式で保存し、パワーポイントのデータと両方を持参すると、安心です。
事前に上司や主催者、関係機関などにパワーポイントのデータをメールで送る場合、データが大きくて送れないことがあります。
このようなときも、PDFにして送れば、容量が小さくなりメールで送ることができます。
パワーポイントがインストールされていないPCを使っている上司などもPDFなら、確認に開くことができます。
パワーポイントを使ったことがない人も、PDFなら容易に印刷できます。
プレゼンテーションの機会がある場合、以下のような経験はありませんか。
- 社内向けのプレゼンだから、画像加工も不要。PDFのまま、提示したい。
- すでにPDFの資料が外部から提供されている。
著作権を考慮すると加工してパワーポイントに貼り付けられない。
加工が許可されていても、加工する時間がない。 - いろいろな種類の画像のスクリーンショットを撮って、パワーポイントに貼り付て加工したり、画面を加工してからパワーポイントに貼り付けると、時間がかかる。
- プレゼンテーションを行うコンピュータやタブレットPCにプレゼンテーションソフトがない。
- 写真をパワーポイントに貼ったけど、画像ファイルが大きくて、再生時、パワーポイントの動作が遅い。
または、コンピュータの性能が低くて、再生時の動作が遅い。
自分のコンピュータでは、動作に問題がないけど、実際に使用するPCを使用したら、動作が不安定だった。 - インターネット接続されていない環境でホームページを表示したい。

私の周りでは、デジカメで撮った写真データを大きな容量のままパワーポイントに貼り付けて、プレゼン会場に行ってから、PCが固まってしまったという経験をした人が数人かいます。
パワーポイントで作成したデータをPDFで保存する。
保存時に「ファイルの種類」をPDFにします。
1 ファイルの種類の「Power Pointプレゼンテーション(*.pptx)」を選択します。
2 「*.pdf」を選択します。
PDFでプレゼンテーションする手順
Acrobat Reader DCでプレゼンテーション
1.PDFファイルをAcrobat Reader DCで開きます。
全画面ボタンをクリックします。
Ctrl+Lを押すと簡単に全画面表示になります。
2.プレゼンテーション時の操作
スライドを進めたり、戻す場合、下記の方法で操作します。
スライドを進める
・Enterキー
・右矢印キー
・下矢印キー
・スペースキー
・マウスのチルトホイール(マウスの上についているダイヤル、画面をスクロールするダイヤル)
・PageDown
戻る
・Shift + Enter
・上矢印キー
・左矢印キー
・マウスのチルトホイール(マウスの上についているダイヤル、画面をスクロールするダイヤル)
・PageUP
拡大・縮小
キーボードのコントロールキーを押しながら、マウスのチルトホイールを操作
キーボードの(Ctrlと=)で拡大
キーボードの(Ctrlと+)で縮小
部分的に拡大
部分的に拡大したい場合は、キーボードのコントロールキーを押しながら、マウスのチルトホイールを操作した後、スペースキーを押しながら、マウスを操作すると該当部分を表示させることができます。
マウスカーソルが手の平の形になります。
スライドの選択
数枚あるスライドの途中から表示したいことがあります。
ページサムネールからページの選択ができます。
操作
メニューが出ているとき(全画面表示前)
画面左側の横向き三角の部分をクリックします。
画面左のページサムネールボタンをクリックします。
プレゼンテーションの途中なら、ESCキーをクリックし、サムネイル表示します。
A4縦置きのPDFファイルの場合
拡大すれば、2分の1ページ程度ずつ、画面を進めることができます。
画面の進め方は、Enterや下矢印キーで行うと、2分の1ページ程度ずつ送れるためスムーズです。
Adobe Readerでプレゼンテーション
設定
1 PDFファイルをAdobe Readerで開きます。
2 Adobe Readerのメニューの「表示」>「フルスクリーンモード」を選択します。
キーボードを使って、「Ctrl」+「L」でも全画面表示になります。
PDFプレゼンテーション時の操作
スライドを進めたり、戻す場合、下記の方法で操作します。
・マウス左ボタンをクリックすることで進みます。
・マウス右ボタンをクリックすることで戻ります。
・マウスチルトホイール
・キーボードの「Enter」
・キーボードの右、下矢印で進みます。
・キーボードの上、左矢印で戻ります。
スライドの選択
数枚あるスライドの途中から表示したいことがあります。
画面左のページサムネールをクリックします。
画面にサムネールアイコンが見あたらないときは、「表示」>「表示切り替え」>「ナビゲーションパネル」>「ページサムネール」をクリックします。
表示したい画面を選択し、メニューの「表示」>「フルスクリーンモード」を選択するか、「Ctrl」+「L」で、全画面表示にします。
プレゼン中に部分的に拡大する。
スライドのある部分を拡大表示したいことがあります。操作は、
1 キーボードの「Ctrl」とマウスチルトホイールで、画面の拡大縮小ができます。
2 マウスの左ボタンを押しながら、画面を操作すると、任意の場所を拡大して、表示することができます。