パソコンの無線機能を使って、別のパソコンに画面を表示させます。
Windows10パソコンなら、標準で、この機能が使えます。
ワイヤレス接続でプロジェクター代わりとして使ったり、デスクで2台を切り替えて使ったりすることができると思います。
例えば、パソコンを2台使って、1台目のパソコンの画面を2台目のパソコンの画面に表示させることができます。画面を切り替えれば、2台目のパソコン操作もできます。
また、2台目のパソコンに外部モニター(HDMI等による接続)を接続すれば、1台目と2台目のパソコンの画面を切り替えて外部モニターに表示させることができます。
デメリット
若干、遅れて画像が表示されます。
複製した画面を常に表示させておく使い方なら問題ないと思います。
また、考えながらワープロを打つ、映像を流しっぱなしにする、株価チャートを表示させておく。等ならあまり気にならないかもしれません。
しかし、複数のアプリ、ソフトを同時に起動させると、一部の画面表示が一定時間(1,2分)遅れて表示されることがあります。パソコンの能力や使用するアプリにより画面表示が遅れるかもしれません。
切り替えて使う場面が多いようなら、有線接続で切り替えるか、専用の接続機器を使ったほうが確実だと思います。
1台目のパソコン①の画面を2台目のパソコン②の画面に表示させる

画面として使うパソコン(サブPC)②の設定
1 スタートボタンを押し、歯車ボタン(設定(コントロールパネル))を押す。
2 開いた画面の「システム」をクリックします。
3 このPCへのプロジェクションをクリック
4 「常にオフ」をクリックし、プルダウンメニューから、「どこでも使える」をクリック
使う状況に応じて「毎回接続を要求する」か「初回のみ」を選択します。
また、下のほうにPC名が表示されています。これを覚えておくか、控えます。オフィス内に複数の情報機器がある場合は、PC名を変更しておくと、識別しやすいと思います。自宅でも、家の中のパソコンやテレビ、他の家の情報機器などがあるときは、PC名を変更しておくと識別が容易だと思います。
メインPC(表示させたい画面のパソコン)①の設定
5 スタート > 設定 > システムの順に選択します。
6 表示された画面から、「ディスプレイ」>「ワイヤレスディスプレイに接続する」を選択します。
7 接続できるモニターが検索され、候補が一覧表示されます。
ここでは、画面表示用のノートパソコンとテレビが表示されました。
画面表示用のノートパソコンを選択します。
8 画面表示用パソコン②にメッセージが表示されます。
「一度のみ許可」の部分をクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
必要に応じて「常に許可」を選択します。
「OK」をクリックします。
9 接続されました。「接続済み-複製」と表示されました。
ツールバーの画鋲の絵をクリックすると、画面からツールバーが消えます。
ツールバーを表示させるには、マウスを画面の上のほうに移動させます。
設定画面は、閉じます。
2台のパソコンの画面を外部ディスプレイに表示させる
2台目のパソコン①②の画面を、外部ディスプレイ③に表示させる設定をします。
②のパソコンと③の外部ディスプレイをHDMIケーブルで接続すれば、自動的に外部ディスプレイに表示されます。
ノートパソコンのファンクションキー(F1、F2など)にディスプレイ、モニターの絵が描いてあれば、「Fn」キーを押しながら、モニターの絵が描いてあるファンクションキーを押します。
表示された画面から「拡張」を選択します。
設定画面から「拡張」の設定することもできます。
設定 >システム > ディスプレイ から表示される「マルチプレイー複数のディスプレイ」から「表示画面を拡張する」を選択します。