購入したパソコンのハードディスクを確認すると、Cドライブしか無いものがあります。
このようなパソコンでもDドライブを追加で作成して、データ保存領域などを作ることができます。
パソコンを買い替えたり、データをまとめて移動したり、管理する場合、データは、Dドライブなど一箇所にあったほうが管理上、楽だと思います。
職場などなら、ネットワークドライブやプライベートクラウド、その他にデータを置くことが多いと思います。
職場のパソコンは、個人で使うパソコンのDドライブやデスクトップなどが一時作業エリアとして、ここで作業し、作業完了後に社内ネットワーク上の共有フォルダに保存したり、複数人で作業する場合は、ネットワーク上のドライブなどを利用したりして、複数人で共有フォルダを使うことが多いと思います。
私の職場では、Cドライブのみのパソコンを使っており、データをサーバやNAS、またはクラウドストレージに保管しています。
自宅など、プライベートでパソコンを使う場合は、Dドライブにデータを置いておき、バックアップとして、外付けのハードディスクやクラウドを使うのではないかと思います。
データの保存場所は、分かりやすいところにまとめたほうが、パソコンの買い替え時も含めて、管理が楽だと思います。
Cドライブのみだと、データは、マイドキュメントに置くことが多いと思いますが、普段からデータの保存場所を気にしていないと、過去に保存したデータがほしい時にどこに保存されているか分からずに探してしまったり、探すことができなくなってしまったりすることがあるかもしれません。
新しいアプリをインストールしたときに、データの保存先がCドライブ内にあると、アプリを立ち上げて、ファイルを呼び出す場合はよいですが、しばらくアプリを使わなかったりすると、作ったファイルも忘れてしまうこともあります。
可能なら、アプリ内の設定で保存先をDドライブなどに変更するとよいと思います。
ここでは、Cドライブしかないディスクをパーティション分割し、Dドライブなど、新しいドライブを作成します。
作業時間は、10分程度です。
パーティション分割の手順
- スタートを右クリックし、表示されたメニューから「ディスクの管理」を選択します。
- その他の方法(「ディスクの管理」画面の表示まで)コントロールパネルの「システムとセキュリティ」>「管理ツール」の「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」を選択します。
- ディスクの管理画面が表示されます。
- 矢印の部分を右クリックし、メニューから「ボリュームの縮小」をクリックします。
領域の照会
- サイズを指定します。指定した値が新しく作成するドライブの容量になります。
ここでは、410000MB(410GB)を指定しました。実際に作成されるドライブの容量は、指定した数字より1~3GBくらい小さくなりますから、大きめの数字を入力しました。(400GBを指定すると、作成されるドライブの容量は、398GBくらい。50GBと指定すると、48GBくらいになります。)
縮小する領域のサイズ(新しく作るドライブの容量)を指定したら、「縮小」をクリック。
- 図のようにCドライブの容量が減り、その代わり「未割り当ての領域」が作成されました。この「未割り当ての領域」が、新しいドライブになります。
- 「未割り当ての領域」を右クリックし、メニューから「新しいシンプルボリューム」をクリックします。この段階では、ボリューム名(ドライブ名)がありません。
- 「新しいボリュームウイザード」画面で「次へ」をクリックする。
- シンプルボリュームサイズ(新しいドライブの容量)の値を変更できますが、数値を変更せず、このまま「次へ」をクリックします。
値を変更すると、さらにもう一つの領域(ドライブ)を作成することができます。
- ドライブ文字を割り当てます。任意の値(Dなど)を指定します。
ここでは、Eを指定しています(この図の例では、パソコンのDドライブが、すでにCDドライブとして割り当てられているため、Eドライブを指定しました)。
- Dドライブを設定した例(図は、上の例とは別のパソコンの画面のためDドライブを指定しています)
- 新しくできたボリュームをフォーマットします。「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択し、「次へ」をクリック。
- 新しいシンプルボリュームウイザードの「完了」をクリックします。
- 新しいドライブ(この例では、Eドライブ)ができました。
- 作成されたボリューム(E)を「データ(E)」や「保存ディスク(E)」などに名称を変更することもできます。
ボリューム(E)を右クリックします。
メニューから「プロパティ」をクリックします。
- 「ボリューム」を削除、別の名前を入力し、OKをクリックします。
- アクセス拒否が出る場合は、「続行」をクリックします。