入力するデータを制限(入力規制)する。

特定のセルに入力するデータを制限させたいことがあります。
大量のデータをまとめて入力するときや、エクセルファイルに計算式を設定した人以外の人が入力する場合に、入力データを間違えてしまうことがあります。

エクセルには「データの入力規制」機能があり、数値だけでなく、日付や時刻、文字列の長さ等の規制ができます。ユーザー設定もできます。

ここでは、特定のセルに、0~100までに数値が入力でき、その範囲以外は入力してもエラー表示するよう設定します。

(以下の図はMicrosoft365エクセルの図です。)

手順
1.入力するデータを制限したセルを選択します。

入力制限するセルを設定する。

2.「データ」タブ > 「データツール」の「データの入力規制」ボタンをクリックします。

データの入力規制ボタンを押して、入力できる数値を制限する。

3.「データの入力規則」画面の「設定」タブをクリックします。
条件の設定を以下のようにします。
「入力値の種類」>「整数」
「データ」>「次の値の間」
「最小値」>「0」
「最大値」>「100」

0から100まで入力できるよう条件設定する。

4.「エラーメッセージ」タブをクリックし、「無効なデータが入力されたらエラーメッセージを表示する」にチェックを入れます。

入力データに制限をかけ、エラーメッセージが出るようにする。
エラーになったときに表示するメッセージを自分で編集することができます。「エラーメッセージ」欄に記入します。

5.セルをクリックしたときに、以下のようなメッセージボックスを表示させることもできます。

入力規制する範囲にメッセージを表示する。

「データの入力規則」画面の「入力時メッセージ」タブをクリックし、「タイトル」と「入力時メッセージ」を入力します。
ここでは、「タイトル」に「入力範囲」を「入力時メッセージ」に「1~100までの数値を入力してください。」と入力しました。

入力規制をするセルに入力前に表示するメッセージを設定する。

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入力値の種類が数値や日付等の場合、データの範囲は、以下のように制限できます。

次の値の間以外
次の値に等しい
次の値に等しくない
次の値より大きい
次の値より小さい
次の値以上
次の値以下

入力値を制限する範囲の設定画面