メモリー交換で失敗し、お金がかからないようにするために特に以下の2点について注意が必要です。
・電源を切って作業すること
・メモリーやパソコン内部を触る前に体に溜まっている静電気を逃がすこと
電源が入っていたり、バッテリーを装着したままだと、作業中のミスにより内部の機器を破壊してしまうことがあります。状況によっては、ショートして熱をもったり、煙が出たりして一部のパーツが壊れることもあります。場合によっては、火災につながることもあります。
また、メモリーなどの電子パーツは、静電気により壊れてしますことがあります。
メモリー交換時の注意点等について
準備
・ドライバー
・外したネジやパーツを入れるパーツ入れ
お菓子の箱などで代用できます。
・布、新聞など
パソコンやテーブルが傷つかないようにします。
・メモリーが取り付られている箇所とパソコンの裏蓋などの外し方を確認する。
取説やインターネットで、パソコンの機種名とメモリー交換等のキーワードで検索すると出てきます。
1.電源を切り、バッテリーを外す
どんな機器でもそうですが、機器の内部の修理等とするときは、電源を切ってから作業することです。
まず、電源を切り、電源コードを抜きます。
続いて、バッテリーを抜きます。
作業する前に3分程度放置します。
10分程度放置すれば安心です。
電気機器の中には、コンデンサーと呼ばれるパーツが入っています。
これは、バッテリーなどから供給された電気を溜める働きがあります。
このパーツから溜まった電気を放出させる必要があります。
世の中には、1日放置しても、放電しきれないような大きな電気を溜めるパーツもあります。私は、過去、電気機器の修理中に感電してしまった経験があります。
2.体にたまった静電気を逃がす。
できるだけ大きな金属製の物体に触れる。
サッシやドアノブ、机、水道の蛇口などでよいです。
3.パソコンの裏蓋などを外す。
ネットの情報や取説を見ながら、裏蓋などを外します。
ノートパソコンの中には、キーボードを外す必要があるものもあります。パーツがどこかに飛んでいかないよう注意しながら行います。
外したネジが無くならないようお皿や箱などに入れておきます。
ネジのサイズや形が違う場合は、パソコンの裏側の簡単な絵を紙や段ボールに描いて、その上にネジを置いたり、差し込んだりすると、間違わないと思います。
紙にのせたねじが転がらないようセロテープで貼っておいてもよいと思います。
外したパーツに直接、セロテープで貼ってもよいと思います。
4.差し替える場合、すでに取り付けられているメモリーを取り外します。
再度、体にたまった静電気を逃がしてやります。
メモリーを抜き取ります。
5.増設用メモリーを取り付けます。
メモリーの端子(金色)部分には触れないようにします。
切り欠きの部分を確認しながら、向きを間違えないようにしてメモリーを差し込みます。
両手で図の部分を同時に押し、メモリをはめ込みます。
6.裏蓋などを取り付け、パソコンのバッテリー等を装着します。
7.パソコンの電源を入れます。
メモリーを取り付けてから、最初の起動に時間がかかるかもしれません。
電源をオンにしてから、Windowsやメーカーロゴが表示されるのに時間がかかり、心配になります。
メモリーの容量が変わり、パソコン自身が容量の確認をするのに時間がかかります。
パソコン自身のチェック時間は数分かかると思います。
しばらくしてから、パソコンを再起動し、起動時間がメモリー取り付け直後の時間より短縮されているか確認します。
再起動の前にメモリーの容量が増加しているか確認しておくとよいと思います。
8.メモリーの容量を確認します。
エクスプローラーのPCを右クリックし、プロパティを選択すると、メモリー(RAM)の容量(情報)が変わっていることが確認できます。