よく使う単語をMS-IMEの辞書ツールに登録する。

文字入力をするとき、同じ単語が何回も出てくると、変換時間を短縮して、効率よく文書の編集作業をしたいと思うことがあります。

入力した文字を変換するシステムとして有名なMicrosoftのIMEやジャストシステムのATOKには、単語を登録する機能が搭載されています。

いずれも登録したい単語を選択して、パソコンの画面右下のツールから単語を登録することができます。

メモ帳やメールソフト等、マイクロソフトOffice以外のソフトでも単語を登録することができます。

 

一太郎の文字入力変換ソフト[ATOK]で単語を登録する

 

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単語の登録手順(マイクロソフトIME)

IME単語登録手順1

1.登録したい文字列をマウスで選択します。
ここでは「予測入力」という文字列を単語登録します。

IMEの単語登録で、特定の文字列を選択する画面

2.パソコンの画面右下の「あ」の部分を右クリックし、表示されたメニューから「単語の登録」を選択します。

MS‐IMEで単語登録をするときのメニュー画面

3.「単語の登録」画面が開きます。
文書編集中の画面で「予測入力」という文字列をマウスでドラッグし選択したため、「単語」の欄には、「予測入力」と表示されています。
「よみ」の欄には「予測入力」という文字列を省略して入力する読みをひらがなで入力します。
ここでは、「よ」と入力しました。
「マイクロソフトIMEの単語登録」画面

品詞として、「名詞」、「人名」、「地名」等を選択することができます。
私は、「品詞」の項目は「名詞」で登録しています。「名詞」のままでも、文字変換時には、登録した候補が表示されます。

「登録」をクリックし、単語登録が完了すると、次回から文書編集中に「よ」と入力すれば、候補の中に「予測入力」という文字列が候補として一覧の中に表示されます。

 

IME単語登録手順2

ワード起動中に単語を登録する手順です。

1.登録したい文字列をマウスで選択します。

2.続いて、メニューの「校閲」をクリックし、開いたメニューから「日本語入力辞書への単語登録」のボタンを押します。(画面は、ワード2019)

マイクロソフトIMEの日本語入力辞書への単語登録ボタンから登録

3.「単語の登録」画面で、「よみ」欄に省略した読みを入力し、「登録」ボタンを押し単語を登録します。

「マイクロソフトIMEの単語登録」画面

IME単語登録手順3

1.登録したい文字列をマウスで選択します。
2.「Ctrl」「F7」を同時に押します。
3.「単語の登録」画面で、「よみ」欄に省略した読みを入力し、「登録」ボタンを押し単語を登録します。

「マイクロソフトIMEの単語登録」画面

 

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マイクロソフトIMEで単語を連続登録・登録した単語の削除、変更

1.パソコンの画面右下の「あ」の部分を右クリックし、表示されたメニューから「ユーザー辞書ツール」を選択します。

MS‐IMEで単語を連続登録をするときのメニュー画面

2.連続登録する場合は、開いた画面「MicrosoftIMEユーザー辞書ツール」画面から「登録」ボタンをクリックします。削除する場合は、「削除」ボタン、変更、編集する場合は「変更」ボタンをクリックします。
メニューから「新規登録」「削除」「変更」を選択することもできます。

マイクロソフトIMEで、連続登録、登録した単語、辞書を編集、削除する場合の設定画面
連続登録する場合は、登録する「単語」、その「よみ」を入力し、「登録」ボタンを押す。これを繰り返します。

「削除」する場合は、「単語の一覧」から、登録されている単語を選択し、「削除」ボタンを押します。
変更(編集)する場合は、「変更」ボタンを押します。

 

Microsoft IME その他の機能について

「MicrosoftIME詳細設定」画面で設定できます。
機能がたくさんありますが、そのうちのいくつかを紹介します。
パソコンの画面下の「あ」の部分を右クリックして、開いたメニューから「プロパティ」をクリックします。

マイクロソフトIMEの詳細設定画面を開く手順1

「MicrosoftIME詳細設定」画面が開いたら、画面下の「詳細設定」ボタンを押します。
マイクロソフトIMEの詳細設定画面を開く

詳細設定画面が開きます

全般タブ

  • かな入力/ローマ字入力の設定
  • 句読点の変更[、。]/[,.]
    論文などを書くときに[,.]を使うことがあります。
  • テンキーからの入力
    [常に半角]、[常に全角]
    辞書/学習タブ
  • 学習設定
    「学習する」に設定しておくと便利です。(初期設定で設定されている)

オートコレクトタブ

  • 入力オートコレクト
    数字の後の「。」を「.」に「、」を「,」に変換する。
  • 「N」の過不足を修正(ローマ字入力時)

予測入力タブ

予測入力に関する設定をしておくと効率よく文字入力ができます。

  • マイクロソフトIME予測入力に関する設定
    予測入力を使用する
    入力履歴のデータを使用する
    システム辞書のデータを使用する
    予測候補を表示するまでの文字数「1」
    の設定をしておくと使いやすいと思います。
  • 予測入力サービス
    「クラウド候補」を設定するとインターネット上(Bing)からの情報が取得され候補が表示されます。
    「住所」を選択すると、地名などが候補に出ます。
    「りんな」は、若者言葉が候補に出ます。