スマホのフリック入力をパソコンのキーボードとして使える入力装置が、インター・ラボ株式会社から出ています。
商品名は、FlickTyper BT インター・ラボ株式会社 です。
初期型は、FlickTyperという名称で、パソコンとスマホをUSBケーブルで接続するものでした。
FlickTyper BTは、Bluetooth接続ですから、ケーブルは不要です。
スマホを充電しながらでも、長期間、キーボード入力ができます。
初期型は、ケーブルでパソコンとスマホを接続していたため、電池が無くなってくると使えないという欠点がありました。
FlickTyper BTは、iOS、Windows、iPhone、Andoroid端末で使用できます。
専用アプリを、Appストア、Playストアからダウンロードして使います。
用途
・フリック入力に慣れた方がパソコンのキーボード代わりに使う。
・手の不自由な方が使う。
1.パソコンでフリック入力したい
フリック入力の方が慣れているし早いからと、FlickTyper BTを使いたいという人がいると思います。
会社や大学など学校関係の方からキーボードが苦手な人が増えたと聞いたことがあります。
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ある会社では、若い人は、1,2週間もあれば、通常のキーボードに慣れるので、パソコンに慣れてほしいと言っています。
パソコンは、文章を打つだけでなく、広い画面で複数の仕事を同時に行うことができますから、仕事の効率がよいという意見もあります。フリック入力が速くできても、全体を見て編集したり文章の校正をしたりするなら、パソコンのほうが生産性がよいそうです
2.身障者の入力ツールとして
身障者の方がいる施設に勤める私の知人は、一人一人の障害に合わせて、いろいろな入力機器を試したり、自作しています。
パソコンのキーボードの代わりにスマホでフリック入力ができればいいなと、FlickTyper BTを見せてくれました。
前の型であるFlickTyperも使っていたようですが、ケーブルが不要な本製品のほうが使いやすいと説明してくれました。
身障者がいる施設では、iPad(iOS)を使うことが多いそうです。
前の型は、Andoroid端末のみだったため、iOSが使えるFlickTyper BTが出てありがたいと言っていました。
金額もBT(Bluetooth)モデルのほうが安く手に入ります。
あなたが普段使っているスマホでなく、中古スマホを手に入れて、それを入力装置専用として使ってもよさそうです。
スマホなら、中古が安く出ているので、合わせて1万円以下で、フリック入力できる環境になります。
ネットの口コミでは、片手が動かなかったり、指を広く動かせなかったりして通常のキーボードが使えないなど、障害のある方にとって、使いやすい装置と評価されていました。
身障者がパソコンのソフトによっては、すべてのキーが不要な場合もあります。
例えば、アンケートなどに回答する場合、数字だけ入力します。
また、身障者のお仕事(作業)の中で、一部のキーボードだけを使う場合もあります。
パソコンが世に出た頃は、キーボードからリード線を出して、外部スイッチを使ったこともありました。
現在は、このような装置があるため、ソフトで実現が可能な場合もあり、パソコンのソフトや目的に合わせて、ハードを作らなくてもよい場合も出てきました。
それでも、大型のスイッチや特定のキーだけ、取り出して使いたい場合もあります。
また、手に震えなどがあり、液晶画面にタッチすることが苦手な方もいます。
専用テンキーボード
以下の装置は、テンキーボードと同じくらいの大きさで、109キーボードを割り当てることができます。
サンワサプライ プログラマブルテンキー NT-19UH2BKN
液晶画面をタッチしなくてよいので、キーボードを押した感覚が手に伝わります。
キーボードカバーがあり、外して文字や記号を貼りつけることができます。
パソコンへの接続は、USBです。