エクセルで表などの範囲指定をするときは、マウスを使ってドラッグすることで選択できますが、選択しようとする範囲が広いと手間ですし、失敗することもあります。
ドラッグ途中で失敗すると、再度、選択しなおさなければいけません。
そこで、ショートカットキーを使うと、マウスでドラッグすることなく表全体や一部の範囲を簡単に選択することができます。
(以下の図は、Microsoft365エクセルの図です。)
「Ctrl」+「A」で、表全体を選択する。
選択したい表の一部をマウスでクリックします。
(ここでは、「りんご」をクリックしました。)
空白の列や行があると、全体を選択することができません。
クリックしたセルから空白行または空白列の直前行(列)までが選択されます。
上の例では、表の中をクリックして表全体を選択しましたが、表の外側をクリックしてから、「Ctrl」+「A」を押すと、ワークシート全体が選択されます。
「Shift」+「Ctrl」+「矢印キー」で表の端まで選択する。
上の図のように、空白行、空白列があると「Ctrl」+「A」で表全体の範囲選択ができません。
そこで、「Shift」+「Ctrl」+「右矢印キー」を押すことで表全体の範囲を選択することができます。
縦長や横長の表で、一部の列や行だけを選択するときに便利です。
任意の範囲を「Shift」+「矢印キー」で選択する。
特定の範囲だけを選択したい場合、「Shift」+「矢印キー」で選択することができます。
この方法では、1行または1列ずつ画面を確認しながら範囲を選択することができます。
離れたセルをまとめて選択する
Ctrlキーを押しながら、マウスの左ボタンを押して、複数のセルを選択します。
Ctrlキー押しながら、マウスでドラッグすれば特定の範囲を複数選択することもできます。
特定の範囲だけにデータを入力したい、修正したい。
あらかじめ入力したい範囲、修正したい範囲を選択しておくと、その範囲内で、データ入力とEnterキーだけで、セルが移動します。大きな表で一部の範囲だけを修正したいとき、この機能は便利で時間短縮につながります。ただし、他のキーを押すと、この機能が解除されます。つい矢印キーを押してしまうと、解除されますから注意が必要です。慣れると便利です。