パソコンの故障原因は、案外、ほこりかも。
テレビ番組の情報ですが、インドのパソコン業者は、起動しない不調なデスクトップパソコンやサーバを水洗いして修理していました。
この業者によれば、これで90%以上直るとのことです。
映像では、パソコンやサーバ内に溜まった砂埃などをホースから出る水で洗い流していました。
シャワーヘッドは使っていませんでした。
綿ぼこりが、PC内部に詰まっているような機器もあり、内部の汚れは相当ひどいものでしたが、水で洗った後、数日間(何日かは不明)、乾燥させてから電源を入れると復活するとのことでした。
自分から進んでやろうと思いませんが、水洗いで壊れてしまってもいいパソコンが出ていたら、検証したいと思います。
やるとすれば、電池を抜いてからにします。
パソコンには、ボタン電池が付いています。
これを外します。
水圧をかけずにホースで水洗いして、1週間程度、乾かすでしょう。
2018.12月追記
起動しなくなっていた古いサーバ(WindowsServer2013)があったため、水洗いしてみたところ、起動するようになりました。
水没スマホも乾かせば直る
水没スマホでも、水没直後に電源を入れずに乾燥剤といっしょにジップロックなどの袋に入れて、数日間置けば、9割程度復活するというテレビの検証番組を見たことがあります。
私の家族や知人の水没スマホは、同じ方法で、8割程度復活しています。
液晶がにじむなど、若干、後遺症が残っているものもあります。
復活しなかったものは、水没直後に電源を切らなかったり、乾くまで待てずに電源を入れてしまったもののようです。
サーバやパソコンが不調な場合は、まず掃除
ほこりだらけのサーバやL2,L3スイッチ
私の担当業務で、関連事業所、営業所の情報機器を点検することがあるのですが、ほこりだらけのものがあります。
不調になったり、動作しなくなったりして、私のところにメーカー修理に出したいと連絡がありますが、修理する前に掃除機で、ほこりを吸い取って、ふわふわの静電気除去ブラシで掃除すると直ってしまうことがあります。
静電ブラシ(静電気でほこりをブラシに吸い寄せるもの)というものがありますが、情報機器を壊してしまうことがあります。
掃除する場合は、静電気除去のブラシを使います。
掃除機で、ケースに開けられた隙間やファンのところから、ほこりを吸い取ってやります。
エアダスター(キンチョールのようなスプレータイプのもの)を使うこともありますが、掃除機で吸い取るのが手っ取り早いです。
エアダスターは、数百円で買えます。
最近は、100円ショップでも購入できます。でも、すぐになくなります。
自動車の修理屋で使うような、エアコンプレッサーとエアガンもよいと思いますが、勢いがありすぎて、パーツを痛めてしまうことがあります。
以下のような場合も、ほこりが原因である場合があるかもしれません。
・たたけば直る
・ケースを開けて、中を見てから元通りにすると直ることがあります。
たたいたり、ゆすったりすることで、ほこりやチリが移動するため、直るのではないかと思います。
私の職場、営業所等の環境では、3年以上稼動しているサーバやルータ、L2,L3スイッチ類などが、ほこりだらけになっています。
私の職場には、リース品もあり、リース品が不調なら、「リース会社の保守担当を呼べばいいじゃん」という社内の空気もあり、日頃、ほこりなど気にしない場合が多いです。
また、掃除などをして、誤って機器を壊してしまったり、スイッチ類などに触れてしまったりして、故障させてはいけないと心配する営業所もあります。
営業所の所長さんやリーダーが一切触るなと指示していることもあります。
リース機器のケースを開けると保守対象外になってしまうこともありますから注意が必要です。
パソコンでは、ありませんが、中東で使用した家電製品が動かなくて、内部の砂埃をきれいにしたら、動作したことがありました。
ほかにも、嘔吐物の清掃をしたこともあります。
工場に来たときには、すでに乾いていました。
パソコンは、涼しい環境で動作させる
ファンエラー、CPU温度が高すぎますエラー
パソコン関係の機器には、ファンが付いているものが多いです。
他には、ヒートシンク(放熱板)があります。
熱を持つと、電気製品は、能力が落ちますから、パソコンやサーバなどが置いてある部屋は常に涼しい環境になっていたりします。
私の会社では、一部の機器を除いて、ほこりがあったり、高温になるような環境に置かれていたりします。
冬でも40℃くらいになる環境もあります。
ほこりでファンが回らなかったり、ほこりで情報機器本体の通気性が悪くなり、高温になっていることを温度センサーが感知して、機器を壊さないためにサーバやスイッチなどが動作しなくなります。
中には、ファンが故障しエラー表示が出ても、動作し続けるようにプログラムされている機器もあります。
このようなエラーが出た場合でも、掃除することで、直ってしまうことがあります。
掃除しても直らなくて、よく見たら、ファンのコネクタが外れていたこともありました。
ファンのコネクタを一旦抜いて、挿しなおしたらファンが動作したこともあります。