自分が作成したファイルの合計容量とドライブの合計容量が異なることがあります。
業務などで、作成したファイルのリストをエクセルで作成し全てを合計し、コンピュータが表示するドライブの合計容量と比較したら数字が異なっており、何が原因か?と原因を探ってしまうようなことがあります。
ディスク内の目次のファイルとか制御関係のファイルがあるんだろうと思われますが、見えていません。
ディスク内には、通常、パソコンの利用者に操作されては困る隠しフォルダがあります。
480GBのハードディスク内に保存したデータの総容量が60GB程度なのに、隠しフォルダの総容量が300GB以上ありました。
Cドライブの空き容量が少なくなっていたため、隠しフォルダを確認したところ、その容量が膨らんでいたという状態です。
原因は、隠しフォルダの中に復元ポイントとして、復元するための情報が格納されているのSystem Volume Information システムフォルダーの容量が大きくなっていたためです。
隠しフォルダを表示させる(Win10)
フォルダを表示 > 表示タブ > オプション
フォルダオプションの「表示」をクリック
「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。
「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
「OK」をクリックします。
復元ポイントについて
通常、自動で復元ポイントが作成されます。
Windowsアップデートや重要なプログラムのインストール時などの直前の情報を格納しています。
アップデート等がない場合は、7日経過すると、復元ポイントが自動で作成されます。
作成場所は、Cドライブの「System Volume Information」フォルダです。
復元ポイントは、手動で作成することもできます。
「System Volume Information」システムフォルダーは、削除できます。
復元ポイントの削除手順
コントロールパネル > システム > システム保護
構成をクリックします。
(この画面で、復元ポイントを手動で作成できます。)
削除
削除ボタンをクリックすると、ドライブ上のすべての復元ポイントが削除されます。
(システムの保護対象ローカルディスクの画面で、設定の復元の項目が選択できます。ディスク領域の使用量の設定ができます。)
削除したら、System Volume Informationフォルダ、ドライブの空き容量などを確認します。
手動で復元ポイントを削除しても、空き容量が減らない場合
System Volume Informationフォルダ内を削除します。
隠しフォルダを表示させる(Win7)
デスクトップのコンピュータをダブルクリック > 左上の「整理」をクリック
「フォルダと検索のオプション」 > フォルダーオプションの「表示」タブをクリック > 「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。
「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
「OK」をクリックします。