パソコンの操作画面をマウスポインターも入れて録画し、プレゼンで使ったり、記録しておいて、別の担当者に見せたりすることがあります。
作者は、実際に録画する場面を想定して制作しているため、シンプルで使いやすいツールだと思います。
AG-デスクトップレコーダーは、フリーです。
作者は石井隆さんです。
日本語表示のツールであるため、分かりやすく、安心して使えます。
対応OS
OS:Windows7/8.x/10
Windows32bitと64bit版があります。
AGDRec.exe(32Bit?)
AGDRec64.exe(64Bit?)
OS(Windows)が32bitか64bitか不明な場合は、パソコンのデスクトップを右クリックして、開いたメニューからプロパティを開いて確認することができます。
私は、Windows7と10で、mp4形式やwmv形式のファイルを出力して、使うことがあります。
インストールと操作について
AG-デスクトップレコーダーを任意のフォルダにインストールします。
1.AGDRec(64).exeをダブルクリックし、起動します。
セキュリティの警告が出ることがありますが、「実行」をクリックします。
2.AG-デスクトップレコーダーの「コーデック」と「エンコードモード」の設定画面ができます。
2-1 「コーデックの選択」
再生できる環境が多いコーデック方式である「mp4」への出力の他に、「avi」や「wmv」形式などを選択することができます。また、処理負荷が軽い「agm」形式も選択できます。
デフォルトは、「agm」形式になっています。
私は、主にmp4形式で出力し、そのままパワーポイントに貼ったり、ファイルごと記録を残したりして使っています。
プレゼン場面では、画面操作のイメージでよいことが多いので、この形式です。
詳細説明が必要な場面では、実際に操作しながらのことが多いです。
2-2 「エンコードモードの選択」
・リアルタイムエンコード
録画と同時に指定した動画形式のファイルを出力します。
録画対象のソフトやプログラムにより動作が重くなったり不安定になったりすることがあります。
録画しようとするソフトやプログラムが重かったり、パソコンの性能が低いと動作停止になることもあります。
また、フレーム落ち(動画イメージの欠損)が起こることがあります。
・バッファリングエンコード
パソコンに動画データを溜めておき、録画終了の後に指定の動画形式でファイルを出力します。
録画時間が長いとファイルの変換に時間がかかります。
設定したら「OK」をクリックします。
3.録画範囲の変更
黄色い範囲が録画できる範囲です。
録画エリアは、設定により、変更することができます。
全画面録画に設定することもできます。
4.設定変更操作
パソコンのデスクトップ画面右下タスクトレイの「AG」を右クリックするとメニューが表示されます。
領域指定録画にチェックが入っていますが、マウスでクリックします。
「領域指定録画」画面で「OK」をクリックします。
AG-デスクトップレコーダー画面で「OK」をクリックします。
6.録画する領域をマウスでドラッグします。
7.「録画を開始する」をクリックします。
8.録画中
録画中は、パソコンのデスクトップ画面右下タスクトレイの「AG」が赤く点滅します。
9.録画終了
赤く点滅している「AG」アイコンを右クリックし、表示されたメニューから「録画終了」をクリックします。
設定
パソコンのデスクトップ画面右下タスクトレイの「AG」を右クリックし、開いたメニューから「設定」をクリックします。
設定画面では、録画制御キーやファイルの出力先などの設定ができます。
「録画制御キー設定」
録画の開始と終了は、メニュー表示からの操作でなく、キー操作により行うことができます。
「Ctrl+t」と「F12」キーを同時に押すと、画面録画が始まります。
もう一度押すと、録画が終了します。
「Ctrl+t」のチェックを外せば、ファンクションキー「F12」だけで、録画開始、終了操作を行うことができます。
録画しようとするソフトやプログラムの中には、これらのキーが割り当てられていることがあります。
そのため、複数のキーを同時に押したらり、別のファンクションキーに割り当てたりすることができるようになっています。
マウスカーソルの録画
オプションで「カーソルの録画」の設定ができます。
録画出力(保存先)
出力される動画ファイルのパスを設定します。
「日時を追加」にチェックを入れると、ファイル管理がしやすくなります。
チェックを入れない場合は、動画が上書きされてしまします。
アンインストール
コントロールパネルから通常のプログラムのアンインストールと同様に行います。
