パワーポイント動画作成,ナレーションを入れる(マイクロソフト365)

パワーポイントでスライドを作成し、ナレーション(音声)を入れてから、動画形式で保存します。完成した動画ファイルは、パソコンにパワーポイントが無くても、視聴することができます。また、Youtubeなどにアップロードすることもできます。

パワーポイントは、動画の編集もできます.
動画をプレゼンの中で使うと興味をもってもらえます。 視聴者にとっては、静止画や文字より、イメージしやすく分かりやすいです。 私は、20分以内のスライドなら、最初にもってくることが多いです。 60分、90分のプレゼンなら、途中で...
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パワーポイントのスライドにナレーションを追加して動画保存

先にスライドを作成しておきます。
以下の手順は、すでに作成されたスライドに、ナレーション(音声と画像、音声のみ)を入れたり、スライドの切り替えタイミングなどを設定したりして、最後に動画として保存する手順です。

音声を入れる場合、入力レベルが低いと、やり直すことになってしまうので、初めて行う場合は、2、3枚のページで試してから行うとよいと思います。
タブレットPCには、マイクや内臓カメラが付いており、手軽に操作できますが、パソコンの操作音(キーボード操作など)が入ってしまうことがあります。
可能なら、外付けマイクやカメラを使うことをおすすめします。

手順

メニュー(リボンの部分)に「記録」タブを表示させる。

「記録」タブでなくても「スライドショー」タブで、動画作成ができますが、「記録」タブがあると使いやすいと思います。

1.メニューの「ファイル」をクリックし、開いた画面から「オプション」をクリックします。

パワーポイント動画を作成する準備

2.開いた画面「PowerPointのオプション」画面から「リボンのユーザー設定」を選択します。右側に表示された一覧から「記録」を探し、チェックを入れます。続いて、「OK」をクリックします。

パワーポイント動画を作成するときは、記録タブをメニューに表示させる。

3.記録タブをクリックします。

パワーポイント動画で記録タブのメニューを表示させる。

4.「スライドショーの記録」と書かれている文字の横の下三角矢印をクリックすると、メニューが表示されます。パワーポイントで作成したスライドの最初のページから動画を作成するなら、「先頭から記録」を選択します。

スライドショーの記録メニュー

5.記録の準備ができた画面

パワーポイント動画の記録をするための画面

左上のボタン

パワーポイント動画の記録開始ボタン
・記録開始ボタン(録画開始)
・停止ボタン(録画の終了)
・再生ボタン

右下のボタン
パワーポイント動画のマイクのオン、オフ、カメラのオン・オフボタン
・マイク(クリックでオン・オフ)
・カメラ(カメラのオン・オフ)
・カメラプレビュー(カメラをオンにすると顔などが表示されます。)

カメラをオンにすると、動画の右下にカメラで撮影された顔などが表示されます。必要なければ、カメラをオフにしておきます。

左右の矢印
パワーポイント動画のスライドを手動で進めます。
矢印をクリックすると、スライドが進めたり、戻したりすることができます。
記録前は、戻るボタンでスライドを戻すことができますが、「記録」を始めると進めることしかできません。
この操作は、手動で行います。スライドが表示されている時間、切り替えたタイミングが記録されます。

画面下部
ペン、蛍光ペン、消しゴム
パワーポイント動画の画面に文字や線、図を書き入れて録画したい。
画面に線を引いたり、図を描いたりすることができます。
この操作も記録されます。

6.記録する
マイク、カメラのオン・オフを確認します。
続いて、記録開始の赤いボタンを押して、録音を開始します。
3、2、1のカウントダウンで記録が始まります。
矢印ボタンで、スライドを進めます。(記録を始めると戻るボタンは使えません。)
スライドの切り替えのタイミングでは、音声の記録がされません。画面の切り替わりの前、切り替わり直後は、少し時間を空けます。
記録終了時は、「停止」ボタンを押します。
画面右側の矢印(スライドを送る矢印)を押しても、記録が終了します。

記録が終了したら、パワーポイントの編集画面に戻ります。
パワーポイントの画面に戻るには、画面右上のバツボタンを押します。

パワーポイント動画撮影、録画終了後は、右上のばつボタンを押す。

7.記録したスライドを確認する。
メニュータブから「スライドショー」をクリックし、「最初から」ボタンを押します。

録画したパワーポイント動画をプレビューして内容を確認する。

再編集:一部のスライドだけ、ナレーションを入れ替えたい。

ナレーションの途中で噛んでしまったり、ミスしたりして、再編集したいことがあります。

8.ナレーションをクリアする。
パワーポイント編集画面の「記録」タブをクリックし、ナレーションを入れ替えたいページを選択します。
続いて、「スライドショーの記録」の下三角矢印をクリックし、「クリア」を選択し、開いたメニューから「現在のスライドのタイミングをクリア」を選択します。同様に「現在のスライドのナレーションをクリア」を選択します。

パワーポイント動画の一部のページに付けたナレーションを再編集

9.新たなナレーションを入れる。
ナレーションをクリアしたページを選択します。
「スライドショーの記録」の下三角矢印をクリックし、「現在のスライドから記録」をクリックします。

パワーポイント動画の一部のページに付けたナレーション音声を入れ替える

10.「記録」ボタンを押し、ナレーションを入れます。

パワーポイント動画の記録開始ボタン
ナレーションを入れ、終了したら、「停止」ボタンを押します。

続いて、「再生」ボタンを押すと、ナレーションを入れ変えたスライドのみ、再生できます。
パワーポイントで動画にナレーションを入れる。プレビュー画面表示のため再生ボタンを押す。

スライドを入れ替える

ナレーションなどを入れた後、パワーポイント編集画面で、スライドの順番を入れ替えることができます。

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ビデオファイルに変換して保存する。

11.「記録」タブの「ビデオにエクスポート」か、「ファイル」タブから「エクスポート」を選択し、「ビデオの作成」を選びます。

パワーポイント動画編集後、ビデオファイルにエクスポートする。
パワーポイント動画編集後、ビデオファイルに変換して保存する。

ビデオの品質(ULTRA HD、フルHD、HD、標準)を選び、「記録されたタイミングとナレーションを使用する」を選択し、「ビデオの作成」ボタンを押します。

パワーポイント動画の編集ができたら、ビデオファイルにエクスポートする。
ファイル名を付けて、保存します。ビデオの形式は、「mp4」です。